既存の筋かい金物(左)
DIT 制震筋かい金物(右)
既存の筋かい金物(左)
DIT 制震筋かい金物(右)
熊本地震以降、巨大地震はどこで発生してもおかしくない状況となっています。現行の耐震基準を満足した木造住宅においても震度6強以上の地震を経験すると、大きな余震に耐えることができるか定かでありません。そこで、木造住宅の耐震要素で重要となる筋かいに着目し、筋かい金物に制震ダンパーの機能を付加し、建物を「耐震+制震構造」標準化することができる制震デバイス「DIT(Dynamic Innovation Technology の略)制震筋かい金物」を開発(商品化)しました。
そして、現在は、耐震補強向けに特化した制震デバイスを開発しています。耐震補強が必要な木造住宅は、国土交通省の調査で全国に未だ500万棟以上あり、これに鉄骨造等の小規模建築物を入れると、約700万棟が既存不適格な状況のままです。特に木造住宅は生命や財産の確保に直結しており、早急な対応が必要と考えています。